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カラスの親指

  • Posted by: 風子@管理人
  • 2009年6月 2日 21:26
  • 読書


story seller掲載「光の箱」ですっかりファンになった道尾秀介。
今回も同じ手法で、読後感爽やか。

取っ付き難い始まりだけど、中年オヤジ「テツさん・タケさん」のやり取りが秀逸。
会話がとても面白いから、訳解らないままも楽しく読ませる。
中盤、まひろが出てきて水を差される...。
そこからどんどん楽しみを奪われ、読むのが苦痛になるが、
最後のオチで昇華。

最後まで読むと、中盤からの弛み感がとても大切に思えてきた。
とても優しい時間。
ここが許せると、もう一度読み返したくなるハズ。

題名にある「親指」の話がとても良かった。
作中で題名の意味が分かるのは、小説の楽しみの一つ。

文庫化したら読み返そうと思います。

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